りぷろぐ

せつな系創作団体「Repro」のBlogです!

謹賀新年と抱負

年が明けたらおめでとうございます、と言わなければならないと思っているうちにもう年明けから4日経ちました。

 

明日には仕事が始まり、またあーだこーだと苦労することが見えているので、全然おめでたくなどないのですが、兎にも角にも、新年あけましておめでとうございます。

今年もReproをどうぞ、宜しくお願いいたします。

 

本年の抱負としては、

・健康で文化的な最低限度の生活を営めるぐらいには環境を整える(週に一回ぐらいは掃除機をかける、早いうちに詰まってしまった風呂場の配管を開通させる、明日履く下着が存在するか心配しないような洗濯習慣)。

・誰よりも素早い動きで仕事を片付け、定時で帰るマンになること。

・小説を全然かけても読めてもないのでそちらの比率を増やす。というか、書く!

・美味しいものを食べるが、太らない。

 

 

Reproの活動としては1月22日の京都文フリが控えておりますので、それに向けて新刊を出せるのか、出せないのかの瀬戸際という所です。

三が日は気力と脂肪とアルコールを蓄えることに専念してしまったので、今日から頑張っていきます。

                                    綾町

旅の、終わり Fate/Grand Order 第七章「絶対魔獣戦線バビロニア」をクリアして

旅が、終わってしまいました。
淡夏です。
FGO七章の話です。
またFateかよ! と思わないでください。

まだ最終章が残っているとはいえ、人類史を守るためのマシュとの旅はここで終わり。
ソロモンとの対決に向けての緊張感はあるものの、やはりどこか寂しさを覚えたり。
最初は年末に最終章とか早くね? と思いましたが、この熱が覚めないうちにソロモンに挑めるのは良いですね! 
それでは感想をば。


ネタバレなし

ヤバかったです!(語彙力)
いや、語彙力ないのも事実ですけど、ネタバレなしではこれくらいしか言えないです。
とはいえそれなら書く必要もなくなってしまうので、差し障りのない範囲で。

まず感じたのが「J RPGって素晴らしい!」ということです。
ソシャゲではあるんですが、章ボスとの戦闘に到るまでの流れは古き良きJ RPGのそれで、こんなに戦闘に気持ちが入ったのも久しぶりでした。
自分達の負けが世界の滅亡に繋がるという緊張感と、絶対に仲間の想いを繋げていくという高揚感! 
それに応えるような、「これ倒すの無理ゲーだろ……」という設定の敵。
全てが高水準で結びついていたように感じます。
ほんとこれソシャゲじゃなくてコンシューマRPGで作ってくれないかなぁ。
奈須さんもRPG好きなんだなぁというのが伝わってきて嬉しかったですね。
最高のシナリオだった六章とは、また方向性の違う極上のシナリオでした!


ネタバレあり


さあ、自重するのはここまでだ。
以下、クリアした者のみスクロールするべし。
















もう、ね、ほんと、さいっこうでしたよ!! 
どういうところが良かったかは上でも書いた通りだけど、見所が多すぎる! 

まずはゴルゴーン襲来に備えながらもどこか楽しい、わくわくウルクライフ。
まさかの賢王として仕事をこなすギルガメッシュの下、ウルク民交友を深めていく主人公達。
あの六章の後だから「ちょっとのんびりし過ぎでは?」と思ってしまったけど、旅の中での出会いというのがしっかり描かれていたように思う。
人理焼却を食い止めるための旅とはいえ、その中にあった出会いは悲しいものばかりではない。
出会えたこと自体が幸福だというものもたくさんあった。
その辺りのことが、気持ち良く伝わってくるような感じだったなぁ。
ちょっと話は変わるけど、この辺のことはsnで士郎が過去をなかったことにしないと言い切った話と繋がる部分もあると思う。
犠牲はとんでもなく多いし、あったはずの幸福は奪われた。
けど、その悲しい出来事の上で成り立った幸福も存在するので、全てを否定するのは違うとか、その辺りの話。
六章でもロンゴミニアドを相手にマシュが同じようなことを言っていたけど、この想いに抱いた尊いという感情をなくしてはいけないと思う。

閑話休題

とまあ、色々あってゴルゴーンを倒し、わくわくウルクライフが終わった瞬間の急転直下。
人類史の危機というのがひしひしと伝わってくる、人類悪の出現。
今まで積み重ねられてきたテーマとも相まって、脳汁がどばどばも溢れ出して溢れ出して。
プロトから言われてきた、クラスビーストがどういうものか見えてくたのは熱い。
このビースト、ティアマト神との戦いの演出がまた憎い。
始まった瞬間、いつもとは違う厳かなBGMと共に現れた「人類悪顕現」の文字。
たぎりましたよねぇ! 
しかもティアマトが、最初は何もしてこなくて、「何かおかしいぞ?」と思ってから段々とヤバさが滲み出てくるあの感じ。
王道RPGのラスボス感が強すぎて、心臓の高鳴りを止められませんでしたよ。
そして次々と仲間が散っていき、絶対絶命な状況に陥った時に現れた協力なスケット、キングハサンこと山の翁! 
まさかのジョージ枠でかっこ良すぎる。
マーリンもそうだけど、あのお方がガチャに追加されないのは生殺しも良いところ。
設定的には仕方ないんですけど、やっぱり欲しいよね! 
年明け辺りかなぁ……。
とまあ、怒濤の燃え展開の連続に、完全に止め時を見失っていましたよ。
いや、もしここまで読んでやってない人はやるべき。
しっかり時間を作って堪能すべきですよ。

そしてストーリー的な盛り上がりもさることながら、やはり外せないのがキャラの魅力。
最初のPVで「絶対魔獣戦線 天の鎖」という文字を見た時から期待していたギルガメッシュとエルキドゥ。
正直、エルキドゥ本人は描かれず、彼(?)の器を持ったキングゥの登場ということになったけど、キングゥがギルガメッシュに友情を感じるくだりは型月ファン的にくるものがありますよね。
肉体と魂、精神の話は『空の境界』と『EXTELLA』を経験したファンには語るまでもないでしょう。
また、慌てん坊のサンタクロースよろしく七章前にやってきたうっかり屋のイシュタルさんに照れ可愛いエレキシュガルさん、顔芸ムー チョ女神のケツァルコアトルさん。
まさかのオルタ(黒)化した牛若と、弁慶を名乗る常陸海尊
実は一番株を爆上げしたレオニダス王。
マシュとの師弟会話は、今からするとほんとに心に染みる。
他にも、サーヴァントではないけどシドゥリを初めとしたウルク民の方々。
単にモブと切り捨てるにはあまりにも勿体無い方ばかり。

と、キャラの話をし出すと一人一人に対して別記事を書かなきゃいけなくなるので自重するけど、この子の話だけはしておきたい。
それは、アナことメドゥーサ(リリィ)。
何故今になってメドゥーサリリィ?と思ったけど、上下姉様と同じ小さい姿とゴルゴーン、怪物の話をこういうカタチで出してくるとは……。
ファンには語る必要はないかもしれないけど、これはhollow ataraxiaでのライダーとアンリマユの会話があってこその話だと思う。
ゴルゴーン、人間とは相容れない怪物。
誰彼構わず殺戮の限りを尽くす自分の正体に怯えながらも、けれど桜達との居場所を大切に感じるライダーの苦悩。
それを知った上で、アナとゴルゴーンのやり取りを見ると、凄くくるんですよ! 
アナがお婆さんを手伝い、怪物ではない自分を肯定出来るようになったところなんて感涙もの。
何とかメドゥーサは召喚出来たけど、カルデアに来たのはあのアナではないんですよね……。
けど、それでもメドゥーサには幸せになって欲しいので、大切に育てます。
マイルームでの会話も良かったよね。
上下姉様と一緒に居ることが出来て喜んでるのを見ると、ほんと、ねぇ……。

語りは尽きないFGO七章ですが、今日のところはこの辺で。
年末にあるという最終章のレイドバトルに向けて、最後までやり遂げたいですね! 


その先にある、結末を見届けるために……。

ネタバレ解禁ということで "Fate/EXTELLA" 感想!

 EXTELLA発売から二週間と聞いて正直なところ「嘘だろ……」という気持ちが真っ先に出てきた淡夏です。

 やばいです。

 自分のリアルに危機感しか覚えません。

 けどEXTELLA良かったです。

 

 そんなわけで!(どんなわけだろう?)

 今日は二週間前に発売した無双っぽいアクションゲーム、Fate/EXTELLAのネタバレ解禁日だぜ!!

 ツイッターでも呟けなかったネタバレ全開の感想を、ガシガシ書いていくぜ!!!

 

 

Fate/EXTELLA』とは

 言わずと知れた、TYPE-MOON原作の伝奇活劇ヴィジュアルノベル『Fate/stay night』の派生作品『Fate/EXTRA』シリーズの最新作。

 しかも、『Fate』関連初のアクションゲーム!

 書き出すと長いので、詳しい内容はぐーぐる先生に教えてもらって欲しいのですが。

 『Fate』シリーズが増える度に思うところはある型月信者は多いと思いますが(特に『月姫R』や『魔法使いの夜』二部と三部、そして『DDD』等々)、何といっても今回は、ファンなら一度は考えたサーヴァントを自由に動かすことが出来るのが一番大きいのではないでしょうか!

 格ゲーの『Fate/unlimited codes』もあったけど、やっぱり自由に戦場を掛け抜けたいという想いは強かった。

 電子の海と特殊な部隊ではあるものの、敵を薙ぎ払いながら素早く動くサーヴァントを操作出来るというのはやはりくるものがありましたね。

 ただ、EXTRAシリーズとは言っても厳密には続編ではないので注意が必要。

 EXTRAのシナリオの骨格はそのままに、ネロ、玉藻、無銘と分かれていたルートを再構築して一つにした、新たなシナリオを基として書き起こされた内容になっております。

 詳しくは原作者、奈須きのこさんのブログ“竹箒”にて。

 

 

フェイト/エクストラ(通常版)

フェイト/エクストラ(通常版)

 

 

 

 

 

アクションゲームとして

 正直なところ、キャラゲーということで「まあ動かすのは楽しそうだよね」と、そこまで期待はしていなかった。

 けれど、意外や意外、スピード重視に多彩なサーヴァントの動きと、ゲームとしても十分楽しめる内容でしたね。

 自分は無双ゲーをしたことがないので、他のものと比較は出来ないのですが、陣取りの要素も強く程々に緊張感を持って出来たのかなと。

 ただ、メイン4+サブ13というキャラ数の割にステージ数が少なく、ミッションも同じようになってくるので後半の作業感が辛かったり。

 セイバー陣営なんて、何回エリちゃんのライブ聞かせるんだよとだれてきた部分もありましたね……。

 後、メインとサブでキャラの操作性が違い過ぎるのもマイナス。

 サブのキャラはそこまで攻撃パターンが多くないんですよね。

 人気キャラが多いだけに、何とも惜しいなと。

 けどまあ、アクション目当てでやるゲームではないと思うので、そこを考慮すれば支障はないと思います。

 

 

キャラクターについて

 これも詳しくは公式サイト等でチェックしてもらえれば良いかと。

 キャラの魅力に関してはほんと折り紙付。

 EXTRAから続投のネロや玉藻の前は当然として、サブに降格してしまった無銘にその他大勢のキャラも活き活きと描かれており、品質は安定していましたね。

 そして何と言っても真ヒロイン、アルテラ!

 製作の都合上、ソシャゲの『Fate/Grand Order』が初出となり、よく分からないけどとりあえず“文明を破壊する”人というネタキャラ扱いすら受けてしまっていたこのアルテラ。

 当初がメインヒロインと聞いてもピンときませんでしたが、プレイし終えた今となってはネロや玉藻以上に型月ヒロインをしていてもうどうしたもんかと。

 しかも、巨神アルテラに英霊アルテラ、極めつけはロリアルテラと様々な属性を網羅してしまったこの向かうところ敵なし感(個人的に、ロリアルテラは見てると複雑な気持ちになるんですけどね。この子と、今まで一緒に過ごしてきたアルテラは同じだけどやっぱり違うものだと思ってしまうので)。

 EXTELLAという作品はアルテラのためにあるようなもの!

 まあ話し出せばアルテラの話しかしなくなると思いますが、EXTRAシリーズの顔であるネロの活躍もまた素晴らしかった。

 彼女がいなければアルテラは救われなかったと思うし、その器の大きさも垣間見ることが出来て良かったですね。

 後はひたすら、メインが可愛く描かれていたので“これなんてギャルゲ?”状態で、ネロや玉藻が嫁な人は堪らないんじゃないでしょうか(※Fateは元々、大きく分類するならギャルゲです)。

 ただまあ、キャラによる扱いの差があるのが玉に瑕。

 サブに回ったサーヴァントはそれぞれのシナリオも短く、本当におまけ程度(前作で専用ルートがあった無銘やギルまでも)。

 そればかりか、前述したEXTRAの再構築に伴い、ネロがメインサーヴァント、玉藻がサブサーヴァントいう立ち位置になってしまったので玉藻ファンはショックが大きかったようで。

 メインシナリオでも、最終的にネロは大活躍するけれど玉藻はお留守番という立場。

 このあたりのアゲサゲともとれる扱いは思うところある人多いでしょうねぇ。

 扱いの差とは言っても、ネロ編は悲劇的に終わったのに対し、玉藻編は「何だこのイチャイチャ夫婦」っていうぐらい幸せに終わったので、蔑ろにされたわけでもないと思うんですよねぇ。

 加えて、ネロや玉藻に関してはEXTRA、CCCと掘り下げはしっかりされてて、これ以上何すんだってとこまで来てたので新しいシナリオを用意する必要性は感じられなかった。

 だから、アルテラをメインに据えた以上、これはまあ順当な扱いだったのではないかと思いますけどね。

 

 

シナリオについて

 最初に難点から。

 PV等を見る限り、三陣営の内からどれか選ぶという印象を受けた人も多いと思うんですが、ネロ→玉藻→アルテラ→trueとルートは固定されています。

 シナリオ、設定上は仕方ないことなんですが、「俺は玉藻一筋だぜ!」という人はがっかりしたでしょうね。

 しかも、ネロ、玉藻ルートはEXTELLAという枠組みを説明するようなシナリオで、アルテラが関わらないところではひたすらキャラが可愛いだけ。

 がっつりシリアス求めていた人は「何だこれ……」と思ってしまうかもしれませんね(EXTRA自体マイルームの会話がギャルゲちっくだったので違和感は覚えなかったのですが、確かに前作はパートナーの心に踏み込んでいくという面もあったものなぁ)。

 加えて、ネロ、玉藻は大きな展開がほとんど同じ。

 お互いの陣営と戦う→決着が着く→アルテラ陣営出現→アルテラとの対決→セファールとの戦闘、と。

 ミッションがあるとはいえやることが同じゲーム性とも相まって、ダレに繋がる要因だったように思いますね……。

 この辺りがやっててストレス溜まってくるんですよね。

 クソって程でもないのが、余計に惜しいなと。

 

 とまあ、これくらい言っておけば、後はベタ褒めしても大丈夫でしょう。

 以下、信者の一人ごとが始まります笑。

 

 EXTELLAは何と言っても、アルテラのお話。

 

 彼女は一万四千年前にやってきた文明を破壊する遊星の尖兵。

 破壊するためだけに産み出され、人類と敵対することを余儀なくされた怪物。

 そんな彼女だが、何の因果か地上に落し、敗北した分体が人間としての人生を送ってしまう。

 フン族の王、“アッティラ”となって。

 その一生は、厳密には月に落とされた本体たる彼女には関係のないもの。

 ただ、夢で見ただけの幻想。

 それでも、彼女は地上を生きた別の“彼女”に己を重ね、憧れを抱いてしまう。

 そして、一万と四千年に渡る孤独も。

 だから主人公との出会いは、彼女にとっては得難い宝物のようなもの。

 とある理由により、精神、魂、肉体に分かれたうちの肉体としての主人公。

 空っぽの彼(彼女)は、真っ直ぐにアルテラと対話し、理解していく。

 アルテラもまた、彼(彼女)に対する想いを強くしていく。

 確かに、アルテラは人類、文明を持つ知性体にとっての敵だ。

 けれど、それはあくまで遊星の尖兵としての役割に過ぎない。

 なら、彼女の心は、気持ちはどうなのだろう。

 本当に、文明の破壊を望んでいるのだろうか。

 そのような想いを抱いた主人公は、アルテラを救う方法を模索していく。

 

 この物語には奈須作品の美しさが多分に描かれています。

 奈須作品の魅力は何といっても、何でもないことの尊さを描いていること。

 確かに、奈須作品を語る上でそのハイセンスな厨二力、設定力、キャラの魅力というのは外せません。

 ただ、それを踏まえた上で描かれる、超越者から見たちっぽけな人間のちっぽけな幸せ……何でもないことの尊さというのは非常にくるものがある。

 こればかりは、説明して納得してもらうものではないと思うので、是非『空の境界』なり『月姫』なり『Fate』なりを通して実感してもらいたい! 

 ……とまあ、たぶんこれは長くなるのでEXTELLAに話を戻しますが。

文明を破壊するということこそが存在理由なのに、アルテラはそれと相反するささやかな願い――かつて地上を生きた分体が歩いた空の下を歩いたり、主人公との何気ない触れ合いの時間を続けたいなどという想い――を抱くようになってしまう。

その切なさを、もうどう表現したものか。

このような想いに、何も思わずにいられようか! 

しかも、最後までやったからといって、厳密に彼女の想いが叶えられることはない。

詳細は省くけれど、肉体の主人公はアルテラを救うために消えてしまい、アルテラ自身も、丸っきり同じカタチで残ることは出来なかった。

ただ、それでも。

アルテラの見た夢は、きちんと残った。

遊星の尖兵ではなく、セラフに新たな命として産まれ落ちたアルテラはこれからきっと、肉体の主人公と過ごしたアルテラでは叶えられなかったことをたくさん、叶えていくのだと思う。

そう、信じたい。

 

 

総評

 ゲームとしては色々と改善点はあると思うし、キャラやシナリオにしても過去作からやり続けているからこそ思うところはあると思います。

 けど、それを踏まえても十分に楽しめたし、何よりアルテラとの出会えたことが素晴らしかったですね。

「それってきのこが昔から描いてきたことと同じじゃない?」

「今更、同じ話読んでもつまんなくない?」

 という意見も当然出てくるとは思うけれど、違う、そうじゃないんだ。

 この感覚だけは、自分の拙い文章で伝えきれるものじゃないと思うので、気にはなるけどやってない人は是非プレイしてみてください。

 きっと、アルテラを好きになるはず。

 

 

 

追記

 ところで、FGOのアルテラピックアップはまたやらないんですか?

 あのアルテラを通じた救いを求める妄想が止まらないんですが。

 

 

 

 

 

 

見ると○○したくなる。『逃げるは恥だが役に立つ』の話。

お久しぶりです、ふりゅうです。

ブログの更新をサボっておりました。

サボっている間に何をしていたかというと、

今話題のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を見ていました。

 

内容を知らない人のためにあらすじをまとめると、

大学院を卒業して派遣社員になるも派遣切りにあった森山みくり(新垣結衣)が、

父親の紹介で父親の部下である津崎平匡(星野源)の家事代行サービスを行うことに。

気難しい性格の津崎だったが、みくりとは良好な関係を築いていく。

そしてある時みくりは津崎に「職業としての結婚」を持ち掛け、津崎はこれを了承。

2人は契約結婚の道を選ぶことに──

 

こんな感じです。(ウィキから少し端折ってまとめ)

 

このドラマが今有名な原因は間違いなく「恋ダンス」だと思うのですが

(圧倒的に新垣結衣が可愛い。星野源も可愛い)、ドラマ本編も面白いのです。

 


【公式】再生回数3800万超!!「恋ダンス」フルver.+第8話予告 11/29(火)『逃げるは恥だが役に立つ』【TBS】

 

「職業としての結婚」をした2人の関係には金銭のやりとりが発生します。

みくりの行う家事に対し、津崎は雇用主として給料を支払う。

必要な場合は時間外手当もつくし、新婚旅行はすなわち社員旅行。

 

結婚といいながら籍を入れているわけではない、いわゆる事実婚かつ契約結婚です。

その関係は面白さの一つの要素だとは思うのですが、

それだけではないように思います。

 

主人公であるみくりは、学生時代に就活が全くうまく行かず、

やっと見つけた派遣社員の仕事も派遣切りにあってしまいます。

「自分を必要としてくれる人がいない」寂しさを抱えていた中、

バイトのつもりだった家事代行サービスで、みくりの心遣いに気づき、

褒めてくれたのが津崎なのでした。

 

一方で津崎も、30代半ばでありながら今まで彼女ができたことがなく、

女性との接し方がよくわからない。

そんな中で自分とはまるで性格の違うみくりと出会い

「職業としての結婚」という突拍子もない提案を受け入れてからは

みくりに対して少しずつ心を開いていきます。

 

2人とも、今の社会では必ずしも珍しい存在ではないと思うのです。

このドラマはそんな2人がこれからの社会を生きていくための、

1つの生存戦略を示してくれているような気がします。

 

結婚って、1つの大きな契約のように思います。

愛(のようなもの)だけだと、最初のスタートは切れても長期的に関係を保つのは難しい。

「職業としての結婚」には、抽象的な「愛」が持たない現実的な力強さを感じます。

仕事としてお金をもらう。だからベストを尽くして家事を行う。

そこには相手への敬意と感謝があるし、より高いパフォーマンスへのモチベーションもある。

そんな結婚があってもいいんじゃないでしょうか。

 

逃げるは恥だが役に立つ』の面白さは、

単なる新婚夫婦のイチャイチャということでなく、

合理的だけど不器用なみくりと津崎が色々と悩み、考えながら

自分の居場所と2人の関係性を作り出していく部分にあると思います。

 

みんなも毎週火曜22時はドラマ見よう。

原作の漫画(8巻まで発売中)も良かったよ。

ダンス覚えようね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人暮らしの話

どうも、お久しぶりです、鳴向です。

ブログの更新も随分さぼってしまっていたせいで、久しぶりに何か書こうとしても何もまとまらない……みたいな、空白の時間を過ごす羽目に……

 

私事ですが、夏の終わりから訳あって一人暮らしを始めました。

かつて高校生~就活の頃には狂おしいほど思い焦がれた一人暮らし……

当時はことごとく条件が整わず、いい加減諦めてもう自分は大阪に骨を埋める運命なんや……と思い始めた頃にまさかの実現という。。

 

ちゃんと生きていけるのか戦々恐々としてましたが、ところがどっこい生きてます。

 

自炊とかできる気がしなかったので近所にスーパーが3軒くらいあるところを選んだのですが、来て1ヶ月もしない内に、一番近くにあって一番頼りにしていたスーパーが閉店しました……

今度新しいスーパーが居抜きでオープンするようです。楽しみ。。

 

最寄りのスーパーがお亡くなりになった後、二番目に近いスーパーに通っていたのですが……

そこは生鮮食品がウリのお店で、「サラダ?食べたきゃ野菜がそこにあるだろ」みたいなスタンスのお店で、野菜を選んで買って洗ってという手間を面倒がって野菜を食べなくなったところ、熱出して倒れました。

野菜、だいじだいじ。

 

とりあえず、一人暮らしを始めてからあった話をひとつ。

越してきて次の日あたりのことだったと思うのですが、夜、エレベーターに乗ろうとしたら、扉のところに手の平より大きなくらいの巨大な蜘蛛が……

ヒェーッと思ってその日は階段で部屋に戻り、虫除けスプレーの類を買い集めることに。。

翌日、恐る恐るエレベーターを覗くと、蜘蛛の姿はなくなってました。

というか、それ以降、小さい蜘蛛や虫の姿すら滅多に見かけず、虫退治道具はすっかり埃をかぶっている現状で……

ふと思ったのですが、ご先祖の霊とかが蜘蛛に姿を変えて出るとかってあるらしいですね。

ちょうどここ数年、親族の不幸が続いていましたし……もしかして一人暮らしを心配した身内の誰かが様子を見に来てくれてたのでしょうか。

と言っておくと、怖さが紛れる気がします。

 

次回にはもう少し余裕を取り戻して、創作関係の話とかもできたらいいなと思うのですが、今回はここまでということで。

 

ナイス蚊っち 超ちいさいネット

ナイス蚊っち 超ちいさいネット

 

 

もどかしく、じれったい、けれど愛らしいSMな関係~『ナナとカオル』を読んで~

 世の中うまくいかないことが多いですね。

 具体的には原稿が思ったように書けなかったり、原稿が思ったように書けなかったり……。

 

 どうも、ぐだぐだと日々を過ごしながら、FGOとEXTELLAに逃避しがちな淡夏です。

 いやぁFate/EXTELLA思ったよりも面白いですね!

 無双系のゲームは今までやったことがなかったのですが、思ってた以上にスピード感があって楽しめてます。

 言うて本家本元が開発してたらもっとゲーム性も上がったのかなという気もしますが。

 

 それにしても冒頭でも書いたように、世の中ほんとうまくいかない。

 そりゃ色んな人が居る以上、何でも自分の思い通りになるとは限らないんですけどね。

 さてさて今回は、そんな思い通りにならないことに諦め、それでも諦めきれずにSMという行為によって繋がってしまう恋愛漫画のご紹介を。

 

 

ナナとカオル 1 (ジェッツコミックス)
 

 

 SMと聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるだろう?

 Sという相手の苦しむ姿に興奮を覚える人種が、Mという痛みや苦しみを快感に変える変態を苛める特殊なプレイ。

 そういうイメージを持つ人の方が多いだろう。

 かく言う自分も基本的にはそういう認識をしていた。

 けど、こらから書く『ナナとカオル』という漫画を読んでSM、引いては恋愛やコミュニケーションについての考え方が変わってしまった……気がする。

 

 

ナナとカオル』とは

 ヤングアニマルにて連載されていた、“SMラブコメディ”。

 作者は成年漫画を描いていたという甘詰留太で、今作が初の一般向け漫画らしい。

 どんな話をざっくり紹介すると以下のようになる。

 

 主人公は、低身長、勉強出来ない、SM妄想が趣味の高校生、杉村薫

 クラスでは“キモムラ”というあだ名をつけられる、所謂“陰キャラ”男子だ。

 そんな彼には、同じアパートの隣に住む千草奈々という幼馴染がいる。

 学年随一の優等生で陸上部のエース。加えて生徒会の副会長という完全無欠の美少女だ。

 薫からすれば遠い場所にいる奈々だが、彼女にとって薫は昔から仲の良い友達。

 いや、心の奥ではそれ以上の気持ちを抱いているのだが、当の本人は気付いてはいない。

 もちろん、薫の方も奈々に対して並々ならない気持ちを抱いているのだが、自分ではもう届かない相手なのだとそれを押し殺している。

 そんな気持ちがすれ違っている二人だが、ひょんなことから薫のコレクションであるボンテージを奈々が着てしまい、鍵がかかって抜けなくなるというアクシデントが発生する。

 薫に頼みこんで何とか外してもらうのだが、奈々はボンテージを着ている時の束縛感や羞恥心に気持ちよさを見出してしまい、いつも優等生をしていることの気疲れを解消するための手段として同じようなことをして欲しいお願いしてしまう。

 こうして、二人の“息抜き”が始まるのだが……。

 

 はい、ここまで読んだ人の多くが「これなんてエロ漫画?」とお思いになることだろう。

 確かに実際縛られている奈々はエロいし、放尿、スパンキングなど結構アレなプレイもしているのだけど、本番どころか局部を出すような行為は出てこないし、奈々が恥ずかしい格好をするような場合でも基本的に大事な部分は隠している(布越しの乳首は描かれているけど、ヤングアニマルだし多少はね。ブラックレーベルという本編のその後を描いた作品では、ある人物は普通に裸体、しかもピアッシングした胸が描かれているが、奈々はそういう風には描かれていない)。

 あくまで、そんなソフトSMでの“息抜き”と、それに伴う二人のやり取りがラブコメ調で描かれている作品なのだ。

 それだけでもアイデアとしては面白いのだが、実はこの作品、単行本で18巻まで続いた。

 普段漫画を読まない方なのでこれが長いのか短いのかは判断に困るが、ただのエロラブコメがここまで続くことはないと思う。

 巻数が出るのは読者の支持があるからこそだと思うのだが、ではこんなニッチなジャンルにどんな魅力があったのだろうか。

 

 

信頼関係の上に成り立つSM

 冒頭で述べたように、SMは痛みや苦痛を快感として与え、与えられるものだと認識している人が多いと思う。

 けれど今作では、S役の薫の徹底したケアによって、奈々が後々まで引きずるような痛みや苦しみを負うことはない。

 まず緊縛をするにしても、奈々の肌に痕が残らないように、縄を煮込んだり、ささくれだった所を焼いたり、オイルを染み込ませて肌触りをよくしたりときっちりと準備をしてから行っている。

 羞恥プレイにしても、一週間程、候補地の人通りを観察し人気の少ない時間帯を見つけ、誰も立ち入れないように細工をしてからやっている。

 他にも道具の手入れは怠らず、衛生面にも気を使っている。

 プレイの最中にも本当に奈々が嫌がることは極力せず、どうすれば奈々が気持ち良くなれるか、プレイに没頭出来るか。

 奈々の身体に危害が及ぶことはないか、“息抜き”がばれて彼女の社会的地位が危うくなることはないか、などと心の底から彼女を労わって苛めている。

 そこまでしておいて、薫は奈々に手間暇を掛けている素振りは全く見せない。

 そう、S役に求められるのは相手をいたぶる嗜虐心だけでなく、相手が身体の芯から悦ぶポイントを探し出し、且つアフターフォローもきっちりこなす紳士力なのだ。

 

 紳士力なのだ!(大事なことなので)

 

 この紳士力があるからこそM役も安心(?)して没頭でき、そういう信頼関係があるからこそ“プレイとして”成立する。

 とまあこれだけでも当初のイメージは薄れたと思うが、まだ足りない。

 『ナナカオ』で描かれるSMは、ソフトではあるが単なる“ごっこ遊び”ではない。

 奈々と薫のSMは、肉体を通じて行われる心の触れ合いだからだ。

 

 

SMというコミュニケーション

 作中の台詞にこんなものがある。

 

 好かれたい、嫌われたくない。

 でも……関わりたい、自分のものにしたい。

 そしてそれを言葉で伝えられない……。

 そういう相反する気持ちの押し引き、それがSMですもの。

 

 これは薫行きつけのSMグッズショップの美人店長、橘満子の言葉。

 彼女は度々薫や奈々の相談に乗り、アドバイスをくれる。

 薫がこの言葉を投げ掛けられたのは、奈々との関係に悩んでいた時だ。

 薫は自分に自信がなく、何でも出来る奈々は遠い存在になってしまったと思っていた。

 今は“息抜き”を通じて一緒の時間を作ることが出来るが、本来、奈々と並ぶような立場に自分はいない。

 だから、自分が奈々のことを好きだとバレてしまったら、今の関係を続けることが出来るだろうか。

 きっと自分のこと好きになることはないが、優しい奈々は気を使う。

 そんなことを、薫は望んではいない。

 そのようなことを橘さんに相談していると、彼女は薫にこんな提案をしてくる。

 

 一度自分を客観視するために、相手から人間性を奪うようなプレイをしてみてはどうか。

 そうして相手を肉の塊にまで貶め、自分の欲望に正直になってみてはどうか、と。

 

 そして行動に移すのだが、ここでも薫は最後の最後まで葛藤している。

 奈々にこんな酷いことをして良いのか、自分の欲望を押し付けて嫌われやしないだろうか。

 しかし同時に、アダルトビデオのように女に酷いことをしてみたいという欲求も存在している。

 思いきった薫は、今までよりも強い拘束で奈々の自由を全て奪い去り、その身体に欲望をぶつけようとする(ここの欲望をぶつけるというのが本番を強行するなどではなく、おっぱいを、それも恐る恐る踏むというのが薫らしいのだが)。

 興奮は最高潮になり、彼は自分の欲望を解き放ち、そして認める。

 自分が本当に欲しいのは、自分の好き勝手出来る肉としてのナナじゃなく、何事にでも努力する、優しい、前向きで、怒りっぽい、全部の千草奈々なんだ、と。

 

 一方、奈々も薫の欲望を肌で感じ、理解する。

 薫は今まで自分の欲望と戦い、自分自身から奈々を守ってくれていたのだ、と。

 

 ちょっと奈々の方は男に都合よく考え過ぎな気もするが、とにかくこのシーンは号泣ものだ。

 これを境に、薫は奈々に追いつこうと努力を始める。

 手遅れかもしれないが勉強して、奈々と同じ大学に入り、ずっと奈々の隣にいても不釣り合いではない自分になるために。

 こんな風に、SMを通じて二人は自分のこと、相手のことを考え、そして成長していく。

 そんな二人の関係こそが、『ナナとカオル』最大の魅力なのだと思う。

 

 上記以外にも心にくる“息抜き”はまだまだある。

 家庭の事情、優等生故に周りから様々なものを押し付けられてイイ子の仮面が外せなくなってしまった奈々の顔をマスクで覆い、心の底に溜まったものを吐き出させるようなものや。

 二人で作った首輪を使っての羞恥プレイ。

 そして何と言っても、無印で描かれる最後の紙を使っての拘束、等々。

 特に最後の紙拘束に関しては、最終巻の感想と共に別口で語りたい程凄い“息抜き”だと思う。

 二人の、今までの積み重ねがあったからこそ出来ることだし、そこで交わされる、言葉にならない気持ちのやり取りが本当に胸にくるのだが……。

 まああまりグダグダ書くのもあれなので、今回はこの辺までとしておく。

 

 

まとめ

 とまあ拙いながらも『ナナとカオル』の魅力を綴ってみたのだが、いかがだっただろうか。

 深い関係の話だけでなく、息抜き中に薫と奈々が巻き込まれるトラブルも本当に笑えてドキドキ出来るものなので、純粋にラブコメとしてもかなり面白い作品だと思う。

 興味を持った人は、エロ漫画っぽいという偏見をかなぐり捨ててコミックを手にとって欲しい。

 特に、ちょっとめんどくさい恋愛ものが好きな人は是非。

 

 

ナナとカオル 18 (ヤングアニマルコミックス)

ナナとカオル 18 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

 

『ヨイコノミライ』(きづきあきら)がすごく刺さった話

ヨイコノミライ』というオタサー漫画がマンガワンに上がってたので暇つぶしがてら読んでみようかな-、と思ったんですが読んでいるうちにぐいぐい引き込まれて結局最後まで読んでしまいました。

舞台は漫研なんですけれど、部誌を作る感じとかはやっぱりどこも一緒と言うか、あのぬるさとか痛さとかすっごい思い当たる節がありすぎてやばい。

オタク、特にオタサーでわちゃわちゃやってて人間関係でもめちゃったwww って人には超刺さります。

 

あらすじ

端的に言うとぬるいオタサーから真面目にやる厳しいサークルにしようとしたら、結局誰もいなくなっちゃったよ!\(^o^)/オワタ っていう話。

 

げんしけん』の暗黒面Ver.っていうと分かりやすいんだけれど、とにかくいろんなタイプの痛いオタクが出てくる。

批評家気取りで他人を叩いて優越感に浸る奴とか(その実、自分では何も生み出さない)、設定集とか頭の中でだけストーリーを考えて形にしないやつとか。

あるあるすぎて、心が……痛い……。

結構登場人物多くて、大体のキャラは網羅していると思うので、誰かしら思い当る奴はいるんじゃないだろうか。

詳しくはWikipedia参照。

ヨイコノミライ! - Wikipedia

 

結局、本気になると痛みが伴うし、いつまでも逃げられないよね。

読んでて結構共感したのが、他人の原稿を見て「おいおい、これは・・・」ってなった時の対応なんだけれど、あれってどうするのが正解なんでしょうね?

ぼろくそに言うと、傷付けちゃうかもしれないし、でも、このレベルの奴と自分のが一緒に載るのかと思うと……。(まあ、思ったことは大体言うタイプでしたけれど)

結局、素晴らしい内容の同人誌ってある程度の規模のサークルだと難しいんですよね。

やる気のある人とない人がいて、そこに技術のある人とない人がいて、そこにまた売れるジャンルと売れないジャンルがあって。

というか、ジャンル統一してなかったらそもそも売れないっていう。

 

本当に上手くなろうと思うと誰かにぼろくそ言われるの覚悟でアウトプットしていかざるを得ないんだけれど、それってめっちゃ辛いし、しんどいし、考えているだけの方が楽なんですよね。

でも、そこを乗り越えないと上手くならないっていうダブルバインド

あー、耳に痛い……。

 

オタサーの人間関係

この漫画に出てくる人間は基本全員自分のことしか考えてないです。

他人との距離感がつかめない、とかじゃなくて他人との距離感をつかもうとすらしていない。まあ、ある程度強調して書いているからここまでひどくはないとは思うんだけれど……。

ヨイコノミライ(きづきあきら)の人間関係って未だにリアルなんだろうか - マイルドヤンキーにさよならを

この記事にも書いてますが、今のオタクとこの漫画に出てくるオタクは少し違うかもしれません。昔は人付き合いが苦手だから、オタサーに逃げ場を求めたけれど、今は結構リア充と呼ばれる人もいっぱい入ってくるし。この漫画が完結したのが10年前だから、僕はまだ中二で、オタサーにも入ってない。

 

個人的な偏見でいえば、僕がいたころも正直似たような所はあったけれど、もう少し他人に気は使っていたような。でも、やっぱり一般と照らし合わせると人間づきあいは苦手だったんだろうなー。というか、変わっている人が多かった。

変わり者も受け入れる土壌はあって、けれどその分外部とは少し違った場所だったんだろうな、と。

                                   綾町 長